【BtoB企業SNS活用事例から学ぶ】
第1回インスタグラム活用事例

Web , マーケティング

2020.10.22

インスタグラム活用事例

近年では世界中の多くの企業が自社のマーケティング活動にSNSを積極的に活用し始めています。SNS活用に成功している企業はツールの特性を理解しながら、目的に応じた各種施策を実行しています。「BtoB企業SNS活用事例から学ぶ」では具体的な企業の取り組みを全5回のシリーズに分けてご紹介していきます。第1回はインスタグラムの活用事例です。

事例1)Mailchimp:事例紹介として活用

Mailchimp (メールチンプ)とは、2001年にアメリカで創業したメールマーケティングプラットフォームを提供する企業とそのサービスの名称です。
フリーランサーから中小規模の企業まで1300万以上の企業・ユーザーがMailchimpのサービスを使用しており2019年には3400億以上のメールが送信されたと報告されています。

企業のWebサイトでユーザーの使用事例を紹介しているのはよく見かけますが、Mailchimpはインスタグラムをうまく活用し事例を紹介しています。

Mailchimpのインスタグラム メインページ

2020年10月17日、通常記事の中に3回に分けた形で事例紹介に関する投稿が行われました。インスタグラムでは最上段から日付の新しい順に記事が表示されていますが、この最上段の3列が採用した企業を紹介する「Shop Our Customers」―私たちのお客様の製品を購入しよう!―と題した事例の投稿です。

最上段以下はMailchimpの通常の投稿記事になっており、「Shop Our Customers」は横一段、3つの投稿を使って各紹介企業のイメージを背景に展開しながら、キーメッセージを上に載せて構成されています。

この3つの各記事の中に進むと、Mailchimpを採用した@newspaperclub、 @groun.ded、@wearelittlegiantsという企業アカウントへのリンクを設定していることがわかります。

Mailchimpがコロナ禍においてもベンチャービジネスの拡大に貢献できることをユーザーに想起させ、訴求している事例だと感じました。

事例2)IBM:インスタグラム内で完結するマーケティング

国際的なテクノロジー企業であるIBMもインスタグラムを活用しています。

IBMのインスタグラム メインページ

IBMの投稿する記事はハッシュタグの使用を最小限に留めながら特定のサービスに興味のある顧客を自社サービスと紐づけるWebページへ効果的に誘導しています。

上記は2020年10月14日に投稿された、IBMが運用している60以上あるクラウドデータセンターのうちテキサス州のダラスにあるデータセンターの紹介記事ですが、記事の中にハッシュタグやWebページへのリンクなどの記載は一切行われていません。そのかわりに記事の最後に「Click in our Profile to learn more … 」―詳細を知りたい方はプロフィール欄をクリックーと記載があります。

Link in Bioを使った仕組み

  1. アカウントのプロフィール欄の linkin.bio/ibm をクリック。
  2. インスタグラムアプリから離脱することなく、各投稿に関連する情報がランディングページ形式で表示されたリンクインバイオページへと遷移。ここで「Tap on any image to learn more」―詳しく知るにはイメージをクリックーと記載があるので、興味のあるコンテンツをクリック。
  3. すると、その製品やサービスに関連するランディングページへ移動。
  4. 今回の事例ではデータセンターに関するスペシャリストとのチャットまでインスタグラム内で完結出来る仕組みが構築されています。

インスタグラムは、投稿記事の中にURLを記述してもリンク機能がないため、ユーザーは能動的にテキストをコピーしインスタグラム外のWebブラウザを介して必要な情報にアクセスする必要がありました。
プロフィール欄のURLにはリンク機能が搭載されていますが、プロフィール1つに対して1つのURLリンクしか表示させることができない為、投稿記事ごとにWebページへ誘導することや、インスタグラムからのアクセス履歴取得等を行うことができませんでした。

IBMの事例は、一つの投稿記事を一つのマーケティング施策と捉え、顧客と自社サービスを同一プラッットフォーム内で完結させるためにLinkin.bioの機能を十分活用した事例ではないかと思います。

事例3)GE (General Electric):自社の事業やソーシャルメディアの紹介と誘導

航空機のエンジンから医療機器、LED照明まで幅広い商材サービス扱うゼネラル・エレクトリック社のインスタグラムの活用にも幾つかの工夫が見られます。

GEのインスタグラム メインページ

複数事業への導線

GEのプロフィール欄では、@geaviation、@ge_power、@gehealthcareなど、事業部門ごとのインスタグラム ページへの誘導を行っています。
規模の大きな会社になると各事業会社をまとめる総合的なページが存在することが多いですが、GEではそちらへのわかりやすいスムーズな導線を準備しています。

10月20日の投稿を見てみましょう。女性エンジニアが開発した乳がん検査用の新製品が紹介されている投稿です。投稿記事中に@gehealthcare の表記がありヘルスケア関連の事業部インスタグラム ページへの導線が設定されています。

Linktreeを使った仕組み

Linktreeとは複数のURL, SNSリンクを1ページの「まとめページ」で表示することが出来るサービスです。IBMの事例と違い、インスタグラム以外のSNSやコンテンツへの集客を行いたい場合に効率的なツールとして活用されています。

  1. GEの公式ページの記事からGEヘルスケアの記事に誘導された後にプロフィール欄のlinkr.ee/gehealthcareをクリック
  2. ヘルスケア部門のウェブサイトや、各種SNS、媒体へのリンクが1ページに表示される
  3. TwitterをクリックするとTwitterページへ誘導される

GEのインスタグラムは自社のサービスやコンテンツをまとめたポータル的な役割を担い、効果的に誘導している事例であり、BtoB企業における有用なメディア戦略であると言えます。

まとめ

ウィズコロナの時代になり企業のマーケティング活動も大きく形を変えようとしています。
特に米国はマーケティング先進国であり、企業の様々なデジタルマーケティングツールやSNSツールの活用事例から学べる部分はたくさんあると感じています。
これまでなかったようなマーケティング施策も実施され始めており、次回第2回では、BtoB企業のさらなるSNS活用事例をご紹介したいと思います。乞うご期待!

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