企業プロモーションのトレンド【空間編】@グランフロント大阪

デザイン

2019.10.14

グランフロント大阪の外観写真

昨今、企業が顧客に向けてアプローチする方法は多岐に渡り、ターゲットに応じてどういうプロモーション展開を図ったほうが良いか、悩まれる企業も少なくありません。

そんな中、大阪において最新の情報が集まる商業施設の一つ『グランフロント大阪』が企業のプロモーションの場として注目されています。各社が自社で企画展開する空間が集まり、一般の方だけでは無くビジネスマンも誘引しています。

企業においてどの様に活用されているのか、またその魅力とは何なのかを探りました。

キーワードは『共感』と『学び』。

グランフロント大阪には現在パナソニック、ダイキン、関西電力、積水ハウス等いずれも関西を代表する多くの企業が出店(入居)しています。

企業が売りたい商品やサービスを単純に並べただけのプッシュ型の空間は少なく、企業ブランドの持つイメージや質感、雰囲気を演出したショールーム的な要素と、知的好奇心をそそる様々な知識を散りばめた博物館的な要素を組み合わせた空間が多く見られ、ブランドの世界観の共有で「共感」を生み、知的空間で「学び」を与えるようなプロモーションが行われています。

具体的にグランフロント大阪に出店されている2社のプロモーション事例を紹介します。
(※ 2社とも弊社が手がけた案件、事例ではございません。)

SUNTORY WHISKY HOUSE

五感で楽しみ、どっぷり浸れる世界観。

ヨーロッパの街角に佇むBARを想起させる『SUNTORY WHISKY HOUSE』。その名の通りサントリーブランドのウイスキーの世界観を楽しめる空間として提供されていますがそれだけではありません。エントランス部分はギャラリーとなっており、右手には色味の異なるウイスキーの構成原酒などが入った、背面を行灯(アンドン)仕様で引き立てられたボトル達が並び、ウイスキーの魅力を大人っぽい色味と艶感で象徴的に伝えています。
左手には普段一般的には目にすることが無い『貯蔵樽』が配置され、時と共に熟成されるウイスキーの価値を物語ります。続いてサントリーが展開するウイスキーの各ブランドの歴史や特徴を、実際の製品とイメージ映像などで紹介。見る人を引き込みます。

また中央付近は木工家具の有名ブランド『カリモク』とのコラボレーションスペースなど、ウイスキーの樽を再生したオーク材を使用した家具や小物が販売されているショップとなっており、ウイスキーを楽しむ贅沢な空間と時間を演出。
一番奥にはウイスキーと合う料理を楽しめるダイニングと、ボトルバーも設けられています。
五感を刺激され、魅入られるようなサントリーウイスキーの世界観にどっぷりと浸る空間が用意されています。

SHIMANO SQUARE

一つ一つを丁寧に。普段見えない部分まで見せる。

自転車部品と釣具のメーカーとして世界的に有名な株式会社シマノが展開する『SHIMANO SQUARE』。ショールーム(展示室)とダイニング&カフェの併設店舗です。

エントランスは明るく入り易い雰囲気。まず先にダイニングとカフェスペースが視界に入る為、製品ブランドへの関心度合に関わらず様々な方を店舗内に誘引しています。
中央部分とその奥はSHIMANOらしいモノづくりへの姿勢が伺える展示室が設けられています。

圧巻なのは製品の見せ方です。一部の自転車部品、釣具を分解し、構成されている各パーツを一つ一つ丁寧に扱い展示。間接照明で照らされたショーケースに飾られたその姿から、高い品質への自信や誇りをしっかりと感じる事ができます。

製品がどんな部品で構成されているのか、普段は見えない部分をあえて見せる事によって、コアなファンの熱量やブランドロイヤリティは向上し、品質にこだわるモノづくりの姿勢が垣間見えることにより企業に対しての信頼度は高まります。

『自転車を通勤に活用する』『自転車を楽しむ生活』を訴求するイメージグラフィックや映像、周辺グッズ等も展開されおり、自転車人口の増加を促すような取り組みや仕掛けもみられます。

この空間はまさにSHIMANOを語る『SQUARE』= 広場のような空間として、これからも新たなファンや文化を醸成していく大切な役目を担っていくのではないでしょうか。

まとめ

以上、2つのプロモーション事例を紹介しました。

グランフロント大阪は今後も関西で存在感を放ちながら、トレンドを発信する場として益々活用されるでしょう。企業プロモーションにおいて「知の集積」+「世界観を語る」ブランディングを両立できる、稀有な施設としてこれからも目が離せません。

もちろんグランフロント大阪のような商業施設内に出店する以外にもプロモーション可能な空間は多種多様にあります。自社拠点内のショールーム、自社企画のプライベートショー、専門展示会、セミナーイベント企画、etc…
トレンドを意識しつつも大切なのはそのプロモーションにおける『ターゲット』の明確化と目的達成へ向けた企画と戦略です。

企業プロモーションにおいて何を訴求していくか。何を目的とするか。

ジゴワットではじっくりヒアリングし、企業の利益につながる適切なプロモーションの企画・デザインをご提案いたします。ご遠慮なくご相談ください。

ジゴワット TEL 06-6241-5501
担当:良木(らぎ)、岡田

お気軽にお問い合わせください。

CONTACT