「ジオターゲティング」の現状と活用法

Web , マーケティング

2019.09.18

ジゴワットは、展示イベントやショールームなどの空間デザイン・プロモーションだけではなく、Webなどのデジタルメディアにおいてもお客様のマーケティングコミュニケーションをサポートしています。
Webマーケティングとして、Webサイトの企画・制作はもちろん、集客するためのリスティング広告、SNS広告の運用支援なども提供しています。
今回は、ジゴワット制作部Webディレクター中川が、株式会社AZ様の「大注目!こんなところまで進んでいる!O2O(オンライン to オフライン)マーケティングセミナー」で勉強してきたことをレポートします!

株式会社AZ:「インターネット広告の運用」に特化した運用型広告専業広告代理店。
戦略策定、評価ができる組織を目指す「インハウス型コンサルティング」をコアサービスとする。Facebook認定代理店。

「ジオターゲティング」とは?

ジオターゲティングとは、ユーザーの位置情報を利用したマーケティング手法です。位置情報をもとに、現在地や地域に特化した広告や情報の配信が可能で、オンライン(Web)からオフライン(実店舗への来店など)につなげるマーケティングに効果的と言われています。

ジオターゲティングの技術を使えば、「位置情報にもとづいた通知」「以前実店舗に来た人に対して広告を出す」「配信された広告を見て実際に(実店舗などに)訪れた人を計測する」ということが可能です。

なぜこんなことができるのかと言うと、実はスマホはGPSで位置情報が常に測られており、(勝手に)Wi-Fiの基地局とやりとりしているのです。
各機種に個別IDが割り振られているので、そのやりとりから、各ユーザーの位置情報を取得し行動履歴を把握することが可能なのです。恐ろしいですね。

以前のジオターゲティングはコストが高く精度も低かったのですが、近年デジタルデバイスの性能や通信環境が向上し、精度面も進み、活用されているようです。

ジオターゲティングの技術と現状

ジオターゲティング広告の利用シーンとターゲット

ジオターゲティングが使われる想定シーンは以下のようなものがあります。

  • 特定の地域に向けてチラシの代わりとして
  • 競合の訪問客に向けて
  • 近くにいる人に向けて
  • リアルタイムで広告したい場合
  • 行動履歴との併用

そして以下のようなターゲットユーザーに広告を出稿することができます。

  • エリア近くにいる、「今」そこにいる人という関心層
  • リアルな行動、「過去」の位置情報を元にした(前に自店舗を訪れた、競合店舗へ訪れたことがある、など)潜在層
  • 生活習慣や興味、関心、趣味などが一致した顕在層

ジオターゲティングのプレーヤー

現在の主なプレーヤー(位置情報データプラットフォーム)は以下のとおり。技術的仕様や所有データや計測手法が違うため、それぞれ得手不得手があります。

  • Google
  • Ground Truth
  • cinnara
  • AIR TRACK
  • Profile Passport
  • X-Locations
  • GeoLogic
  • MicroAD BLADE

※ Googleは、他社とは違う独自データを用い、特に「Googleマイビジネス」の情報を活用するのでGoogleを利用する場合は必ず「Googleマイビジネス」に登録することがポイントです。

利用する位置情報サービス

GPSをベースにしたもの、Beaconを使用したもの、Wi-Fi等の電波を使用したものなど様々な形態があります。
Wi-Fiの場合は屋内が得意なので、展示会場でWi-Fiのを立てて、ターゲットユーザーがアクセスしたら、そこで広告を出すことなどが可能です。
GPSの場合は、衛星とやりとりして広い地域で広告配信できます。屋内は苦手ですが、Wi-Fiの基地局の情報を補って屋内でも広告配信可能。
Beaconは、Bluetoothの技術を用いており、数mの範囲で使用できるので、かなりエリアを限定した使用が可能。
測定精度としては、GPSは20m、Wi-Fiは10m、Beaconは5m。パナソニックの製品「HDビーコン」はなんと精度3mです!

ジオターゲティングの注意点

ジオターゲティングを利用した広告を配信する場合は、インプレッション(広告の表示回数)とビジット(ユーザーの訪問数)を重視することが大切です。
広告なのでクリックも指標として求められる場合ありますが、広告を「見て」、来店(来場)してもらうことがジオターゲティングを利用する目的のはずです。デジタル施策とオフラインデータを結びつけて考えていきましょう。

プレーヤーによって利用できるデータの種類や技術仕様も違うため、目的に合ったプレーヤーを選定しなければなりません。
PCで検索してスマホだけを持って来店した場合、デバイスをまたいで判定できるのは事実上Google以外のプレーヤーは難しく、Googleでも条件がいくつか必要です。PCユーザーの多いBtoB企業において、展示会集客のためにジオターゲティングを利用しても来店数計測は現段階では難しいと言えます。

ジオターゲティングを利用するにあたっては以下の3つが特に重要です。

  1. 「ジオターゲティング」の目的・役割を明確に。
  2. 適切なKPI(最終的な目標を達成するためのプロセスの目標数値)設計に沿った運用を。
  3. 顕在層、関心層、潜在層といった、ファネルに応じた施策を連動させて広告を展開。

広告は、「ジオターゲティング」だけでなく

  • 既存の顕在層や準顕在層に向けては検索連動型広告(リスティング広告)を出す
  • 潜在層に向けてはディスプレイ広告で広く認知拡大を行う

など、目的に応じて様々な広告を組み合わせて実施すると効果的です。

まとめ

ジオターゲティングはまだ若干コストはかかるものの技術的に精度は高まってきており、一昔前は不可能かと思われたO2O(オンライン to オフライン)マーケティングは現実的に活用できるレベルにまで進化しています。
KPIをしっかり設定して利用していきましょう!!

ご興味、ご要望、ご質問のある方はどしどしご連絡ください。
株式会社ジゴワット TEL:06-6241-5501
担当:中川(制作部 Webディレクター)

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